ちょっと仕事の話とは離れますが、日本車のデザインは世界でもかなり洗練されて来ましたね。
まあ、手で描くデザイナーではなく、最近はパソコンが働いているのですが、複雑なラインの車もかなり増えて来ましたが、やはり世界には変なデザイナーはまだまだ存在しておりまして、その筆頭がこれ。

多分、殆どの方は街でも見かける事は無いと思われますが、これれっきとしたプロダクションモデルです。それもつい最近まで日本に正規輸入されていました。
シトロエンC6と言う車ですが、リアウインドウがこれだけ湾曲していますと、ルームミラーから見える景色も勿論歪んで見えます。
トランクの開口部がこれだけ狭いと、開き方も独特でいったん後ろに下がってから上に開くと言う無駄な開き方です。

サイドから見てもやっぱり変で、よーく見て頂くと分かりますが、リアドアとリアガラスの位置がずれているんです。
ですから、リアドアを開けると、ガラスが途中で切れています。
何でこんなデザインにしたのかは全く不明ですが、フロントのオーバーハングも異常に長く、車止めにフロントタイヤを当てようとすると先にフロントバンパーが当たってしまう。と言う構造上の欠陥車です。

姉妹車のプジョーがどちらかと言うとコンサバ路線を継承していますから、シトロエンはアヴァンギャルドに徹して、、、となったかは判りませんが、このC6,日本に正規輸入されていた7年間で600台程度しか売れなかったそうです。
フェラーリのフラッグシップのF12ベルリネッタでも年間130台以上が売れている事を考えれば、この7年間、、、はよく正規輸入を続けていたな、、、と言うレベルの不人気車と言えるでしょう。
しかし、不思議な物で、2012年に正規輸入が途絶えたのちに、人気が出始めて今では程度の良いC6を探している方がかなりおられる状態で、この変な形のセダンを苦労して買われた方々もかなりの数に上ると言われています。

因みに、この変なC6ですが、形も変ですが、とにかく壊れます。
このマルーンボディのC6の前回車検が68万円です!
更にその前の車検も61万円!と言う、変でお金も掛かると言うとてつもない車です。
自動車評論家のI,K氏は、C6を見る度に、ああ、あの人は余程のフェチだな、、、と感心するそうです。
日本車もこれ位の車を作れないと、真の自動車大国とは言えないのかも知れませんね。

この記事を書いた人

西原由起
西原由起Yuki Nishihara
華があり、いつも笑顔を絶やさない柔らかな接遇は、お客様を自然にリラックスさせてくれます。