スタイリストのカットは、最近になって複雑を極め、通常に真っすぐ左手で持って切るブラントカットから、縦に間引くように切るチョップカット、質感を調整するストローク、量感を調整するスライドカット、それにウエットカットとドライカットがあるので、シザーも1本では全くフォローできずに、自ずとシザーの本数は増えていきます。

ブレードの形状もこのような柳刃と言われる形状や、、、

直刃と言われるほぼ真っすぐな形状、それに笹刃等があり、直刃はウエットの真っすぐ、笹刃はドライのスライド用、と言う風に使い分けていかなければなりません。

切り方が変われば右手の動きも異なります。
捻ったり、手首のスナップを利かせたり、インだったりアウトだったりと、今度はハンドル形状が問題になってきます。

最近はこのような3D構造のハンドルも珍しくありません。
右のメガネ形状と比べても親指が自然に入り、上記のような複雑な動きでも手首にそれ程負担が掛かりません。
更に複雑な、、、

このようなハンドルや、、

このようなハンドルもあります。
こういう少し変わったハンドル形状のシザーをドクターシザーと呼びます。
いくらカットがうまくても、ストロークやチョップ、スライドカットが出来なければ質感調整は厳しいカットが増えてきて、スタイリストの負担を軽減するために生まれたシザーと言えるでしょう。
私も今回は3D形状のシザーを購入しましたが、普通のブラントカットでは変わりはありませんが、やはりチョップや、ストローク、スライド等のカットではかなり楽に動きます。

お客様で来店された時に、スタイリストがどんなカットをされているかを注意しながら見てみるのも楽しいかもしれませんね。

この記事を書いた人

西原由起
西原由起Yuki Nishihara
華があり、いつも笑顔を絶やさない柔らかな接遇は、お客様を自然にリラックスさせてくれます。